色とりどりの木の葉が散り、雪が舞う寒さとともに大晦日を迎えました。
私の好きな児童書の一つ、角野栄子さんの「魔女の宅急便」。
腹まきを編むのが好きなおばあさんが出てきます。
そのおばあさんは、息子のもとへ大きな腹まきを届けて欲しいとキキに頼みます。
その大きな腹まきは、息子ヘ、ではなく、
『ぽんぽん船』の煙突に巻くように、と編まれた腹まきです。
おばあさんはキキに言います。
『おなかは冷やしてはいけませんよ。
いつもあたたかくしておくのがいちばん。
たいせつにたいせつに、ね。
おなかは宇宙の中心ですから。
それにはなんといっても、腹まきがいちばんいいの。…』(引用)
と。
あたたかいおなかはいつでも、何よりの宝物です。
本年も出会い、関わったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。
